手ピカジェルはノロウイルスに効果がある?
手ピカジェルはアルコール消毒剤の一種ですが、通常のアルコールだけではノロウイルスを十分に不活化できないと言われています。
しかし、手ピカジェルプラスは酸性アルコール処方となっており、通常のアルコールよりノロウイルスに対して高い消毒効果が期待できると言われています。
特にノロウイルスはアルコールに強い「ノンエンベロープウイルス」に分類されるため、一般的なアルコールだけでは不十分なケースがあります。
そのため、酸性アルコールのようにpHが調整された消毒剤が有効だとされています。
手ピカジェルと手ピカジェルプラスの違い
ノロウイルス対策として注目されるのは、以下2種類の違いです。
手ピカジェル(通常タイプ:ピンク)
一般的なアルコール消毒剤で、日常の手指消毒に最適。
手ピカジェルプラス(酸性アルコール処方:黄色)
酸性領域に調整されており、ノロウイルスを含むノンエンベロープウイルスにも作用しやすい設計。
ノロウイルス対策としては
👉 手ピカジェルプラスを選ぶのがおすすめ
という意見が多く、専門家や公的機関のガイドラインとも一致しています。
ノロウイルス対策での手ピカジェルの正しい使い方
ノロウイルス対策で効果を最大化するには、以下のポイントを押さえましょう。
適切な量(500円玉大)を使う
少量では効果が十分発揮されません。
15〜30秒、手が乾くまでよくすり込む
指先・指の間・手首まで丁寧に。
手洗いとの併用が必須
ノロウイルスは手の汚れに付着して残ることがあるため、
アルコール消毒だけでは不十分です。
まず石けんでしっかり洗い、その後に手ピカジェルを使用するのが正しい流れです。
子ども・高齢者が使う際の安全性

手ピカジェルは正しく使用すれば、子どもや高齢者でも安心して使える消毒剤です。
ただし以下の点には注意が必要です。
皮膚刺激はほとんどない
アルコールのため乾燥しやすいですが、大きな刺激はありません。
誤飲には要注意
子どもが触れる場所に置かないようにしてください。
擦り込みのサポートが必要
高齢者や小さな子どもは量が少なくなったり、擦り込みが不十分になりがちなため、保護者の方がチェックしてあげると安心です。
手ピカジェルでノロウイルス対策が不十分なケース
以下のケースは手ピカジェルだけでは対策が不十分です。
- 手が汚れているとき
→汚れがあると消毒成分が届かないため、必ず先に石けん手洗いが必要。 - 嘔吐物・下痢便への処理
→アルコールでは不十分。汚物処理は次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)が基本。 - 環境表面(ドアノブ・トイレ)消毒
→こちらも塩素系が推奨されます。
手ピカジェルはあくまで「手指」に対する対策であり、環境消毒には向きません。
ノロウイルス対策として併用したい「塩素系消毒」との使い分け

ノロウイルス対策の最重要ポイントは、
手や指は手ピカジェル/嘔吐物の処理など環境は塩素系消毒
という明確な使い分けです。
次亜塩素酸ナトリウムが必要なのは?
- 嘔吐物の処理
- トイレ周り
- ドアノブや共有部分
- キッチン周りの除菌
家庭での使い分け例
- 外出後の手や指 ⇒ 手洗い+手ピカジェル
- トイレ掃除 ⇒ 0.02〜0.1%の塩素系消毒剤
- 嘔吐物の処理 ⇒ 0.1%の塩素系消毒剤
手ピカジェルの口コミ・評価(ノロウイルス対策として)
ネット上では次のような口コミが目立ちます。
良い口コミ
「手洗いと併用すると安心感がある」
「手ピカジェルプラスを常備していると流行期に助かる」
「保育園や介護施設でも使われている」
気になる口コミ
「手洗いと併用しないと意味がない」
「手が汚れているときは効果が弱い」
「環境消毒には使えない」
ユーザーの声からも、正しい使い方が重要であることがよく分かります。
>>【楽天】手ピカジェルの口コミをもっと見るまとめ:手ピカジェルはノロウイルス対策に“使えるが万能ではない”
手ピカジェルはノロウイルス対策に「使える」消毒剤ですが、
手洗いと併用して初めて効果を最大限に発揮します。
また、嘔吐物処理や環境消毒には塩素系が必須のため、
手ピカジェルだけでノロウイルス対策を完結させることはできません。
しかし、普段の手指衛生や感染拡大の予防としては、
家庭でも非常に心強いアイテムとなります。
これから寒くなり、ノロウイルスほか感染症が流行る時期になります。
一家に一本「手ピカジェル」を備え置くことをおススメします。


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